重松清「卒業」

午前二時、連休最後の夜。明日から仕事だからと早めに寝たら、早すぎたらしくなんとも変な時間に目が覚めてしまった。
連休二日目に、大学の同期の連中と飲む機会があった。普段はなかなか顔を出せないので珍しがられてさんざん写真を撮られたが、うまく時間がとれるときに会を持ってくれた幹事さんには感謝している。自覚はないが、相当久しぶりだったらしい。
寝付けないので風呂に入って、窓際で涼みながら重松清の「卒業」を読む。人間と家族とをテーマにした「卒業」を、これほど上手に描ける作家はそうそういないだろうなあ。
少し眠くなってきて、本を閉じる。飲み会で会えた同期たちは、半数程度だった。でも、みんなそれぞれの今と向き合っていて、それを楽しんでいるのがわかった。二十代後半、まだまだころころと変わる環境に、みんな負けてない。大したもんだ。また明日もがんばろう、って気にさせてくれる。
学生時代、たくさんあるイベントをひとつずつ、みんなで盛り上げた。それぞれにやってることが全然違う今でも、お互いに与えるもの、与えられるものがあるって素晴らしい。もっと顔出すようにしなきゃいけないなあ、と考えながらうとうとする。
うまい具合に寝付かなかったけれど、いい物思いができたのならそれはそれでいいか、と思うようにしている。また明日からがんばろう。